北朝鮮の標的は在日米軍基地 ミサイル発射で初言及、核攻撃ためらわぬ姿勢

 北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、在日米軍基地の攻撃を担う朝鮮人民軍「戦略軍火星砲兵部隊」が弾道ミサイル発射訓練を実施し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったと報じた。6日のミサイル4発を指すとみられる。韓国周辺で継続中の米韓合同演習に反発し、在日米軍基地を標的に核攻撃をためらわない姿勢を示した。日米両政府は日米同盟の抑止力を高めるため外務・防衛閣僚級協議(2プラス2)を4月末からの大型連休中に開く調整に入った。

 安倍晋三首相は7日、トランプ米大統領と電話で会談し、「地域や国際社会に対する明らかな挑戦だ。脅威が新たな段階に入った」との認識で一致。2プラス2の早期開催を確認した。

 首相は電話会談後、官邸で記者団にトランプ氏から「米国は百パーセント、日本と共にある」との発言があったと明かした。トランプ氏は「日米同盟は盤石であり、米国の日本の安全保障に対する関与は揺るぎない」とも強調した。

 米韓両軍は7日、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備を開始したと発表。4月にも実戦運用に入る。

 一方、朝鮮中央通信は、訓練は核弾頭の取り扱い手順と作戦遂行能力を判定する目的だったとした。ラヂオプレスによると、部隊の任務として在日米軍基地の攻撃に言及したのは初めて。朝鮮中央テレビは7日、4発がほぼ同時に打ち上がる映像を放送した。韓国軍合同参謀本部は射程約1千キロの「スカッドER」との見方を示した。(石鍋圭、ソウル 桜井紀雄)

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