南スーダンPKO撤収 安倍晋三首相の発言全文

 安倍晋三首相は10日夕、官邸で記者団に対し、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊の施設部隊について、5月末を目途に撤収させる考えを明らかにした。首相の発言全文は以下の通り。

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 「先ほど国家安全保障会議を開催し、南スーダンに派遣中の自衛隊施設部隊は、現在従事している道路整備が終わる5月末を目途(もくと)に、その活動を終了することを決定いたしました」

 「南スーダンPKOへの自衛隊部隊の派遣は今年1月に5年を迎え、自衛隊の施設部隊としてはですね、その派遣としては、過去最長となります。その間、首都ジュバと各地を結ぶ幹線道路の整備など、独立間もない南スーダンの国づくりに大きな貢献を果たしてまいりました」

 「南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える中、自衛隊が担当しているジュバにおける施設整備は一定の区切りをつけることができると判断いたしました」

 「この5年にわたる自衛隊の活動は過去最大規模の実績を積み重ねてまいりました。この日本政府の方針は、事前に南スーダン、そして国連にお伝えをしております。キール大統領は、これまでの自衛隊の活動を高く評価し、感謝すると言葉を伝えてくれました」

 「われわれは、これからも南スーダンPKO司令部への自衛隊要員の派遣は継続いたします。そして人道支援を充実するなど、積極的平和主義の旗のもと、国際社会と手を携えて南スーダンの平和と発展のためにできる限りの貢献を行っていく考えであります」

 「第1次隊から第11次隊まで、あわせると南スーダンに派遣された施設部隊の隊員は延べ3850余名を数えます。日本から遠く離れた灼熱(しゃくねつ)の地にあって、立派にその任務を果たしてくれている隊員たち1人1人に、そして隊員たちを送り出してくれた家族の皆さまに、自衛隊の最高指揮官として心から感謝申し上げたいと思います。私からは以上です」

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