蓮舫代表、薄氷踏む党運営 ベテラン議員「ゆるキャラの方が人気がある。誰より、とは言わないが…」

 民進党の蓮舫代表が党大会で政権奪回に不退転の決意で臨む意向を示した。しかし、最大の支持母体である連合の神津里季生会長から、その党運営にやんわりとクギを刺されるなど、今後も薄氷を踏むような局面が予想される。当面最大の政治決戦となる東京都議選に全力をあげる考えも示したが、現状では苦戦が必至。氷の下では都議選後の「蓮舫降ろし」をにらんだ動きも始まっている。

 「来たる総選挙は、わが党にとってまさに正念場だ。極めて厳しい、強い危機感を持って臨みたい」

 蓮舫氏は党大会のあいさつで、眉間にしわを寄せながらこう力を込めた。ただ、会場からはワンテンポ遅れて拍手が出るなど、空回り感も否めなかった。 

 蓮舫氏は昨年9月に代表に就任。当初は「選挙の顔」として期待されたが、台湾籍と日本国籍のいわゆる「二重国籍」問題などが発覚。党勢は最新の政党支持率でも9・4%(共同通信11、12両日調べ)と低迷し、自民党(43・8%)に引き離されている。

 党勢が回復しないのは、蓮舫執行部が党内をまとめきれず、安倍政権との対立軸となる党の基本政策を決められないことも一因だ。その一端が党大会でも垣間見えた。

 「原発再稼働まっしぐら、原発依存へ逆戻りの現政権とは違う未来を、民進党は描こうではないか」

 蓮舫氏はあいさつで、原発政策に多くの時間を割き、旧民主党時代に政権政党として経験した東京電力福島第1原発事故の教訓も交えながら「原発ゼロ」社会の実現を訴えた。しかし、党大会で示そうとした「2030年原発ゼロ」はおろか、これまでの公約の「30年代ゼロ」への言及もなかった。

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