探知能力向上で中国軍機を見逃さない 自衛隊が導入を決めた早期警戒機「E2D」

 【防衛最前線(113)】

 四方を海に囲まれた日本への脅威は、空と海からやって来る。もしもの時、被害を最小限に食い止めるには、相手の動きをいかに素早く察知するかが大きな鍵だ。近い将来導入される航空自衛隊の早期警戒機「E2D」は、現在のE2Cよりもレーダー探知をはじめとしたさまざまな能力が大幅に向上。今後、中国軍機の活動が活発化している南西諸島周辺をはじめとした日本の空を力強く見守っていくことになる

 早期警戒機とは、レーダーによる警戒監視などを行う航空機で、地上レーダーからでは捕捉しにくい低高度からの侵入機を早期に探知することが主な任務だ。

 日本では東西冷戦期の昭和51年に発生した「ベレンコ中尉亡命事件」が契機となって導入された。事件では、ソ連軍(当時)の軍人がミグ25迎撃戦闘機で北海道の函館空港に強行着陸。自衛隊は低空で飛行するミグ25を途中で見失い、国防上の問題点が指摘された。その結果、米国のE2Cを採用することが決まり、さまざまな機体の改修を経て現在に至っている。

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