陸自の日報保管で稲田防衛相、特別監察で徹底調査「隠蔽体質あれば改善」「国民の信頼損ねる」

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊が昨年7月に作成した日報の電子データを「廃棄した」としていた陸上自衛隊に保管されていた問題で、稲田朋美防衛相は16日の衆院安全保障委員会で徹底調査を行う考えを示した。自身の指示による隠蔽は否定した上で「防衛省・自衛隊に改めるべき隠蔽体質があれば改善したい」と語り、調査の早期実施と再発防止に取り組む姿勢を強調した。

 稲田氏は「事実ならば国民の信頼を大きく損ねかねない」と述べ、15日に防衛相直轄の防衛監察本部に特別防衛監察の実施を指示したと明らかにした。安倍晋三首相も徹底した調査を命じた。菅義偉官房長官が記者会見で明らかにした。菅氏は、稲田氏の辞任について「全く考えていない」と否定した。

 日報をめぐっては昨年10月に防衛省に情報公開請求があり、陸自派遣部隊とその指揮にあたる中央即応集団司令部を調査した。データは廃棄され「不存在」と回答したが、再調査で統合幕僚監部にデータが保管されていたことを確認し、2月に公開した。再調査でも、陸自内に日報は確認されなかったと説明していた。

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