稲田氏を攻めきれない民進党の負い目 結局はブーメランの羽目に!?

 稲田朋美防衛相の適性に疑問がくすぶっている。学校法人「森友学園」(大阪市)の過去の訴訟に関与していながら、曖昧な記憶を頼りに国会答弁で全否定したため、謝罪に追い込まれたのだ。野党は「虚偽答弁だ」と猛反発して辞任を要求するが、安倍晋三政権としては稲田氏を擁護する構えを崩していない。進退論の拡大も予想されるなか、野党には攻めきれない負い目もありそうだ。

 「夫(稲田龍示弁護士)の代わりに出廷したことを確認できた。訂正しおわびする」「私の記憶に基づくもので虚偽答弁ではない」「防衛相として誠実な答弁に努め、誠心誠意職務に当たっていきたい」

 稲田氏は15日午前の参院予算委員会で、こう謝罪した。虚偽答弁や閣僚辞任は否定した。

 問題となったのは、学園理事長退任の意向を示している籠池(かごいけ)泰典氏について、「事件を受任し顧問弁護士だったということはない。裁判を行ったこともない」とした13日の参院予算委員会での答弁。翌14日の報道で、出廷記録の存在が明らかになったのだ。

 政権内では「弁護士時代の仕事上の付き合いだけなら問題ない」(現職閣僚)と火消しを急ぐが、不安もある。稲田氏は「10年来全く会っていない。関係は絶っている」と説明するが、籠池氏は1、2年前に「業界筋の会合」で直接話をしたと証言しており、食い違いもみられる。

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