北ミサイル想定、住民参加で初の避難訓練 秋田・男鹿市

 北朝鮮による弾道ミサイル発射が相次ぐ中、政府は17日、日本領域への攻撃に備え、秋田県男鹿市で初の避難訓練を行った。これまで全国瞬時警報システム(Jアラート)を使った自治体への速報訓練は行ってきたが、住民も参加する避難訓練は初めて。

 県、市との共催。仮想の国「X国」からミサイルが発射され、秋田県沖20キロの領海内に着弾したと想定し、海に面した男鹿市北浦地区の北陽小学校児童や住民約110人が公民館と小学校に避難した。

 北陽小では、校庭で運動していた児童44人が、発射を知らせるサイレンを受けて体育館に小走りで避難。周囲で清掃活動をしていた住民も後を追った。避難にかかった時間は1~2分で、強ばった表情の児童もいた。

 菊池晋校長は「何が起きるか分からない国際情勢。子供たちにも有益な訓練だった」。訓練に参加した元教員の石垣礼之輔さん(89)は「戦争中に比べれば訓練としてはぬるい。でも、やらないよりはいい」と話していた。

 秋田県では平成21年4月5日に長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型が上空を通過し、ブースター(推進装置)の1段目が約320キロ沖の日本海に落下した。

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