豊洲・石原元知事証人喚問(1)記憶のあやふやさ伝えるも、豊洲移転は「私が決裁」明言

 --石原元知事において在任中に多くの実績を残されてきた。その中でも都が財政赤字団体になる前に財政を再建された。この貢献は大きく、感謝している。そのことをまず申し上げておく。昨日まで浜渦元副知事をはじめ、多くの証言を聞いた。なぜ汚染がある豊洲に市場用地を決定したのかを都民は知りたい。豊洲移転を決めたのは(すでにあった流れの上での)政治判断か、それとも、さまざまな情報をもとに知事が独断で決定したのか

 「その前に私事ですが、2年前に脳梗塞を患っていて後遺症に悩んでいます。記憶を埋蔵している部分がうまく働きませんで、残念ながら全ての字を忘れてしまいました。ひらがなさえも忘れました。非常に記憶を引き出そうとしても出ないことが多々あるのでご了承ください」

 《石原氏が前もって脳梗塞の影響で、記憶にあやふやな部分があることをことわった後、再度、都議から質問が投げかけられた》

 --豊洲に移転をしたのは、石原氏の政治判断があったからなのか

 「政治判断というより、すでに築地が限界にきていて、鈴木(俊一元知事)さんの時代から市場を移転しようというのが懸案でした。確か(前任の)青島(幸男元)知事も受け継いで、青島知事から(自分への)引き継ぎ事項の中に文言として『豊洲地域に市場を移転する』とあって、懸案事項の一つだったと思っています」

 --青島元知事からの引き継ぎだったというが、決裁をしたのは石原氏自身か

 「まさしくそうです。紆余曲折(うよきょくせつ)があって、審議会で審議し、各部局が専門性をもって調査もし、最終的に時間をかけた後、誰だったかは覚えていないが、まとめて決裁を仰いできたのは知事本局長だったと思うが、私と浜渦のところに『決裁を願いたい』と来ました。『汚染の問題あるけど、確かに解決できるのだな』と聞いたら『可能であります』と応えました。それで私も『分かった、決裁しましょう』ということで決裁しました」

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