初の党大会で食われっ放しだった蓮舫代表 主役は来賓の「魂のスピーチ」と愛嬌振りまく新ゆるキャラ

 「魂のスピーチ」「気持ちのこもった熱い演説」「一番迫力があった」-。民進党が都内で開いた初の定期党大会で喝采を浴びたのは、政権交代へ不退転の決意を表明した蓮舫代表の挨拶…ではなく、尊厳ある社会保障の実現を訴えた井手英策慶応大教授の挨拶だった。党首が見せ場をつくるはずの党大会で、来賓にお株を奪われた格好の蓮舫氏。その姿は、自身の党内での求心力低下を物語るようだった。

 「僕は20年かけて、自分の学者生命をかけて作り上げた大切な理論を、言ってみれば学者としての僕自身全てを、皆さんにお預けしようと思っています」

 「人間が人間らしく生きていける社会、人間の顔をした政治を取り戻してください。対抗軸は皆さんにしか作れない。この叫びにも近い強い願いを皆さんに託します」

 12日午後、昨年3月の結党後初めての定期党大会が都内のホテルで開かれた。会場を盛り上げたのは、冷静な語り口でありながら情熱を感じさせる“演説”。出席者が徐々に話し手に引き込まれていくのが見て取れ、静まりかえった会場に同意のかけ声と大きな拍手がわき起こった。

 声の主は、財政社会学者の井手氏。民進党にとっては社会保障政策のアドバイザーであり、党の「尊厳ある生活保障総合調査会」(会長・前原誠司元外相)で、党が目指す国家像の議論にも加わっている。

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