「議員特権」批判の議会フロア喫煙室閉鎖へ 全面禁煙のはずが13年使用 大阪・堺市

 堺市役所本館11階の議会フロアに設置された喫煙室が3月末で閉鎖され、13年に及ぶ役割を終える見通しになった。議会フロアを除く市役所屋内は全面禁煙になっており、唯一屋内にある喫煙室だったが、「議員だけ特別扱い」という批判の声が起きていた。市民からは「当然のことで遅すぎる」という声が出ている。(張英壽)

議会の要請で急遽設置、費用は210万円

 市役所本館11階にある喫煙室は平成16年3月に設置。約20平方メートルで、ガラス窓からは市内を一望できる。今年2月23日の市議会議会運営委員会で、市側が3月末で閉鎖する方針であることが説明された。閉鎖後の利用方法を議会側が決めたうえで、4月以降に撤去し、新たな整備を行う。

 市議会の吉川守議長は取材に対し、喫煙室撤去後のスペースについて「議員が市民の相談に乗る応接室や市民が座れるオープンスペースなどを検討している」と明かし、「なるべく早く結論を出したい」と話した。

 喫煙室は議会側の希望で設けられた。市側は、平成15年の健康増進法施行を受け16年に市役所屋内を全面禁煙にすると議会に説明したが、議会側が「議会フロアに喫煙室1カ所を設けてほしい」と要請し、急遽(きゅうきょ)約210万円かけて設置された。

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