北朝鮮ミサイル 首相「断じて容認できず」 EEZ外の日本海に1発が落下

 安倍晋三首相は5日午前、北朝鮮の弾道ミサイル発射について「安全保障上の重大な挑発行為だ。国連安保理決議に明確に違反し、断じて容認できない」と強く非難した。「今後さらなる挑発行為の可能性も十分に考えられる」と警戒感を示し、米韓両国と連携しながら万全の対策をとる考えを表明した。官邸で記者団に語った。

 首相は▽情報収集・分析と国民への迅速・的確な情報提供▽航空機、船舶の安全確認徹底▽不測の事態に備えた万全の態勢-を指示した。

 政府は同日午前、北朝鮮東岸から同日午前6時42分ごろ、弾道ミサイル1発が発射され、数十キロ飛翔し、日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下したと発表した。船舶や航空機への被害は確認されていない。政府は北朝鮮に外交ルートを通じて抗議するとともに、国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を官邸で開くなど情報収集と分析を急いでいる。

 菅義偉官房長官は緊急の記者会見を開き「航空機や船舶の安全確保の観点から極めて問題のある行為だ」と指摘した。岸田文雄外相も「新たな脅威であり、断じて容認することはできない」と言明。国連安全保障理事会の非常任理事国として非難の意志を示すため、理事国への働きかけや、国連安保理決議に基づく対北制裁を厳格に履行するよう関係国に求める方針も命じた。

 稲田朋美防衛相は防衛省で関係幹部会議を開く一方で、防衛省・自衛隊に対して「情報収集・警戒監視に万全を期せ」との指令を出した。

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