北ミサイル「有事、秒読み段階では」 拉致家族、危機的状況を懸念

 北朝鮮がミサイル発射を強行、直後に爆発したことに、北朝鮮による拉致被害者、増元るみ子さん(63)=拉致当時(24)=の弟、照明さん(61)は「今回のミサイル発射が失敗だったのか、何か意図があったのかは分からないが、有事は秒読み段階ではないか」と語った。

 増元さんは「もし有事となれば、拉致被害者に危険が及ぶかもしれない」とした上で、「国防も拉致被害者の救出も本来、日本自身が担って当たり前のこと。アメリカに頼るしかないという現実を政府は国民に伝えてきたのか。憲法を変えることもなく、そのままやってきた。今は運を天に任せるしかないという思いだ」と話した。

 海上保安庁は16日午後、「関係省庁と緊密に連絡し、引き続き情報収集・分析に努めている」とのコメントを出した。

 海保はこれまで、北朝鮮のミサイルが日本の周辺海域に落ちた場合、航行警報を出して航行する船舶に注意喚起するとともに、航空機や巡視船を派遣し、被害確認やミサイルの破片の捜索などを実施。ただ、今回は発射直後に爆発したこともあり、行われなかった。

 また、警察当局は、情報収集と分析を続けるとともに、国内の関連施設の警戒を続けるとしている。

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