中川俊直氏自民離党 国会審議にも影響 党内に擁護ゼロ 「魔の2回生」の相次ぐ不祥事

 女性問題が発覚し、自民党を離党した中川俊直衆院議員の問題が国会審議にまで影響を与えている。ただ、自ら説明をしない中川氏を党内で擁護する声はほとんどない。執行部は離党で事態を収拾したい考えだが、平成24年衆院選で初当選し2期目の中川氏の同期は不祥事が絶えない“魔の2回生”で、次期衆院選にも暗い影を落とす。

 「私の経験で言えば、うまくいってるときが一番注意をしないといけない」

 自民党の二階俊博幹事長は21日、記者団にこう語り、党内の引き締めを急ぐ考えを示した。18日の問題発覚後も二階氏に報告すらしない中川氏に対し、問題をこれ以上放置できないと判断した執行部が21日にようやく引導を渡したのだ。

 野党は一斉に批判を浴びせた。民進党の山井和則国対委員長は「『安倍1強政治』が生んだ政治の緩み、おごりの結果だ」と訴え、共産党の志位和夫委員長も「国会議員としての資質が問われる」と批判した。

 とはいえ、自民党執行部は中川氏の離党で幕引きを図る考えだ。野党が求める議員辞職を中川氏に迫らなかったのも、補欠選挙は避けたいからだ。

 中川氏が9月15日までに辞職すれば、苦戦が予想される東京都議選(7月2日投開票)後の10月に広島4区で補選となる。昨年、不倫問題を起こした宮崎謙介氏が議員辞職した際は京都3区で補選が行われ、自民党は不戦敗となった。この再現を恐れるためだ。

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