二十歳のころ 小池百合子氏(4) 22歳で結婚。3年で離婚も感謝しています

 二十歳のころの貴重な経験。それは結婚でした。私は22歳で、同じカイロ大の日本人留学生で3歳上の男性と結婚しました。

 留学中の心細さもあり、とても頼りになる相手でした。結婚生活は長くは続きませんでした。期間は3年ほどだったと思います。実質的に一緒に暮らしたのは1年少々でした。相手が留学半ばでサウジアラビアでの就職を選び、私はカイロでの留学続行を希望したため、離婚へ至りました。

 それでも感謝しています。結婚生活を経験したことで、その後の人生で、焦ることもありませんでした。ただ、子供がいたらよかったと、今になって後悔はあります。もし、そうであったなら、私の人生も大きく変わっていたでしょう。

 今では若い方に「家族を持つことは大切になさった方がいい」とお話しすることもあります。都知事として、皆さんが出会い、子育てをしやすい東京にしたいと考えています。

 さて、エジプト人でも卒業に苦労するカイロ大の留学生活も、進級試験を乗り越えていくうち、徐々にいい成績を修められるようになりました。「傾向と対策」のおかげです。1976年10月、最後まで引きずったアラビア文学の追試もクリアし、日本人女性として初めての卒業が決まりました。

 教授から「大学院に残ったらどうか」と勧められ、気持ちは揺れましたが、帰国を決めました。日本では73年の第1次オイルショック以降、中東分野の専門家が必要とされていたからです。

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