豊洲問題 業界団体「豊洲しか選択肢ない」 都のヒアリングに

 築地市場(東京都中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題で、都の「市場のあり方戦略本部」は11日、本部長を務める中西充副知事らが築地市場内で業界団体の幹部からヒアリングを行った。業界団体で構成する「築地市場協会」の伊藤裕康会長はヒアリング後、報道陣に対し、「各業者は既に豊洲に投資しており、豊洲に行く選択肢しかない」と語った。

 青果業者の業界団体「築地市場青果連合事業協会」の泉未紀夫会長も、「一日も早く結論を出してほしいと申し上げた」と早期決着を要望。「(豊洲の)風評被害を知事自身の言葉で解消してほしい」と述べた。

 ヒアリングは非公開で行われ、都は「忌憚(きたん)のない意見を聞くため」と理由を説明。生産者らからも話を聞く予定で、小池氏は戦略本部での検討などを踏まえ、豊洲市場への移転可否を判断する。

 一方、都は11日、築地市場で実施した土壌汚染調査で、調査地点111カ所のうち1カ所で採取したガスから、有害物質のベンゼンが検出されたと発表。都は「アスファルトで覆われているので安全だ」と見解を示した。今回の調査では重金属などの汚染調査のため土壌も採取しており、この結果は今月下旬に公表する。ガスからの有害物質検出地点については来月にもボーリング調査を行い、汚染の状況を詳しく調べる。

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