小池知事離党届 自民「すっきりした」と対決色鮮明に 政府、公明は対応に苦慮も

 自民党東京都連会長を務める下村博文幹事長代行は1日、小池氏の離党届提出について、記者団に「非常に分かりやすい構図となった」と述べ、都議選(7月2日投開票)での対決に意欲を示した。

 新進党などで行動をともにしてきた小池氏への批判を避けてきた二階俊博幹事長も突き放した。小池氏から電話で離党の意向を伝えられた後、「都民の皆さんはレベルが高い。一人の人が離党した、しないとかで選挙が左右されることはない」と記者団に強調した。

 安倍晋三首相(党総裁)は2020年東京五輪・パラリンピックを見据え「小池氏と協力して五輪を成功させたい」と語りつつ、都民ファーストの会については「急に誕生した政党に都政を支える力はない」と批判してきた。だが、下村氏からこの日、「これで都議選で遠慮する必要がなくなった」との報告を受けると、「そうだね」と応じたという。

 党幹部は小池氏の行動について「都民ファーストへの支持が伸び悩み、焦っているのだろう」と分析する。執行部は都議選後まで離党届の扱いを決めず、静観する構えだ。即座に除名などの対応をした場合、自民党を標的にする“小池劇場”に巻き込まれる懸念があるためだ。

 対応に苦慮しそうなのが都議選で都民ファーストと協力する公明党だ。斉藤鉄夫選対委員長は1日、記者団に「小池氏の党籍の有無にかかわらず、都民ファーストと選挙協力をすることは変わらない」と語った。

 ただ、これまで「自民党と連立政権を組むのに、なぜ都民ファーストと協力するのか」との支持者の疑問に対し、小池氏が自民党籍を持っていることで「矛盾しない」と説明してきた。党幹部は「同じ説明はできなくなった」と困惑している。

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