小池百合子都知事、豊洲可否を週内にも判断 「材料」出そろう

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題で、豊洲市場の土壌汚染対策を検討する都の専門家会議が追加対策案を妥当と判断する提言をまとめた。市場の持続可能性などを検討する市場問題プロジェクトチーム(PT)は築地市場を残すよう促す報告書を取りまとめており、移転可否をめぐって小池百合子知事が有識者会議に求めていた判断材料が出そろった。小池氏は週内にも移転可否を判断するもようだ。

 小池氏は都の「市場のあり方戦略本部」で、これらの判断材料や業界団体へのヒアリング結果などを整理・検討した上で判断。近く戦略本部を開催する方向で調整する。

 専門家会議は11日開催。傍聴者との質疑応答で移転反対派から異論が噴出したが、同会議は結論を変えないとして質疑を打ち切った。小池氏は12日、報道陣に「声を聞ききれなかった部分があるので対応を考える」と述べた。

 対策案では、地下水をくみ上げ浄化する地下水管理システムの揚水機能を強化。工事費20億~25億円で、年間維持費は現状の約2億4千万円に5千万~6千万円の上乗せになる見込み。

 また、気化した有害物質が建物の地下空洞に侵入し、1階部分に入ることを防ぐため、地下空洞の底をコンクリートか特殊シートで覆い、換気設備を整備する。

 コンクリート案は契約から工事まで約8カ月を要し、工事費と65年間の維持費で総額40億~50億円。特殊シート案は2年近くかかり、同85億~95億円。

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