小池百合子都知事、築地業者に陳謝 豊洲安全宣言求める声相次ぐ

 築地市場(東京都中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題で、小池百合子知事は17日、築地市場を訪れ、豊洲市場の開場条件である「無害化」が達成できていないことを市場業者に陳謝した。小池氏は週明けに移転方針を表明するが、業者からは豊洲市場の風評被害払拭に向けた小池氏の安全・安心宣言を求める声が相次いだ。

 小池氏は、築地市場の講堂で水産や青果を扱う業者ら約130人と面会。豊洲市場の地下水の有害物質が環境基準を超え、無害化が未達成であることに対して「皆さんとの約束を守れていないことに、都知事としておわびを申し上げる」と約10秒間、頭を下げた。

 小池氏は築地ブランドを活用するため、跡地を売却せずに民間に貸し出す案を検討しているとされ、面会では「築地という東京の宝をいかに守り、発展させていくのかについて皆さんと知恵を出したい」とヒアリングを実施した。

 水産仲卸業者は「移転では安全・安心が確保できないので、再整備してほしいのが仲卸の大多数の意見。築地を離れれば築地ブランドはなくなる」とし、築地再整備を訴えた。

 水産卸業者は「築地に愛着を持ち努力をしてきたが、設備が古いことはどう考えても限界」と豊洲移転を求めた上で、「(豊洲移転の場合)都と小池知事から、科学的、建築法上的に安全と説明し、安心させてほしい」と要望が上がった。青果卸業者や水産買い出し人、配送業者からも同様の声が聞かれた。

 一方、青果仲卸業者の男性は「自分たちに聞くのはやぼ、酷だ。知事の判断だ。知事の勇気と優しさと魂をもって、答えを出して」と求めた。

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