北方領土の空路墓参中止 国後島の濃霧晴れず

 外務省は19日午前、同日に順延していた北方領土への元島民による空路での墓参を中止すると発表した。当初予定だった18日と同様、航空機が着陸する国後島の空港周辺に濃い霧が発生し、着陸が困難になったためとしている。

 19日以外の予備日は設定しておらず、ロシア側と再度、日程を調整して空路での墓参を実現したい考えだ。

 訪問団の団長を務める岩崎忠明さん(択捉島出身)は、北海道中標津町のホテルで開かれた説明会で中止が発表されると、「残念の極みだ。引き続き早い機会に再開してほしい」と訴えた。

 岸信夫外務副大臣は説明会後、記者団に対し「(日程の再調整は)今年中にも行いたい」と述べた。

 空路での墓参は今回が初めての試みで、日本政府は今後の日露共同経済活動を見据え、航空機を使った往来の定着化を狙っていたが、仕切り直しを余儀なくされる結果となった。

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