「安倍一強」に大ダメージも…“蓮舫ジレンマ”の民進、ひそかに「共民共闘」も実現

 東京都議選では、自民党が大惨敗しただけでなく、東京選出の蓮舫代表率いる民進党も選挙前の7議席から5議席に減らし、敗北した。公明党は公認候補23人が全員当選し、共産党は前回の17議席から19議席に勢力を伸ばした。日本維新の会は1議席を守り抜いた。

 「おごれる自民党への嫌悪感が充満し、安倍晋三政権に『ノー』の意思が示された。わが党の追及に一定の効果があった。一方で、われわれには埋没感がある」

 民進党の野田佳彦幹事長は3日未明、記者団にこう胸を張った。負けが負けと認識されないほど埋没したのだった。

 告示前は「1議席かゼロ議席」と言われてきただけに「蓮舫おろし」は回避された。ただ、「解党的出直し」(松原仁都連会長)を求める声があり、蓮舫体制は盤石ではない。

 公明党は、小池百合子都知事と手を携え、第2党を堅持した。山口那津男氏は2日夜の記者会見で、「国政と都政は別だ。今回は『都民の都政に対する審判』で、いささかも政権運営には揺るぎはない」と語った。

 共産党は今回、「野党と市民の共闘を発展させる契機」と位置づけ戦った。民進党候補をひそかに共産党が支援する、事実上の「共民共闘」も実現していたようだ。

 志位和夫委員長は3日未明の記者会見で、選挙結果について「大きな勝利だ。(民進党との)共闘を発展させていきたい」と“総括”した。

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