都民ファ新人大量当選 小池百合子知事の製造責任忘れない 「失われた4年間」にならぬといいが

 「私たちは身を引き締め、反省すべき点はしっかりと反省しながら、謙虚に丁寧に、そしてやるべきことはしっかりと前に進めていかなければいけないと考えている」。投開票翌日の3日、安倍晋三首相は反省の言葉を表明せざるを得なかった。

 とはいえ、民進党も2議席減で、都議選は敗北だった。蓮舫代表自身も「極めて深刻で非常に残念な結果」との認識を口している。4日の常任幹事会での発言だが、「最前線で引き続き頑張りたい」と続投も表明している。

 民進党は、政党支持率が低迷、選挙前から公認候補の離党が相次ぎ、18人いた民進党の現職都議は7人まで減っていた。当初は「議席ゼロ」の予測もあり、議席の大幅減回避で、党内非主流派が「蓮舫降ろし」に動く気配は消えたようにみえた。

 しかし、党内では蓮舫氏の責任論がくすぶっているらしい。松野頼久元官房副長官のグループの会合では「野党共闘をぴしっとやっていたら、議席は上積みできたのではないか」「執行部が責任を取るべきだ」との声が上がった。若手議員も「蓮舫氏や野田佳彦幹事長の顔も見たくない」という。執行部の刷新を唱える声は、日増しに広がっているという。

 さて、自民党を駆逐し、都議選でも主役となった小池百合子知事である。

 「望外の結果に驚いている」。小池氏が取材に、思わずこう口したほど、自身が率いる地域政党「都民ファーストの会」は圧勝した。獲得議席数は第1党の49。公明の23と合わせ、小池氏の支持勢力は過半数の79議席となった。

 小池都政がスタートして1年が経とうとしているが、「小池劇場」は最高潮のまま第2幕に入る。自民党が主導してきた都議会の情勢が一変し、議会改革や施策を加速させることができるようになる。そのための、舞台の設営も忘れなかった。

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