九州豪雨 菅義偉長官「できることは全てやる」 週末返上で安倍内閣の危機管理能力をアピール

 九州北部の記録的大雨は安倍晋三首相が外遊中に発生し、菅義偉官房長官が9日も対応に当たって万全の危機管理をアピールした。東京都議選で自民党が大敗するなど安倍内閣の支持率が下落する中で、内閣の高い危機管理能力を示して国民の信頼回復につなげたい考えだ。災害対応中の防衛省で稲田朋美防衛相ら政務三役が約40分間、同省を不在にしたことが、批判を受けているからなおさらだ。

 九州北部の大雨は、首相が20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため羽田空港を出発した5日午後から状況が悪化。菅氏はその日の夜に臨時記者会見を開き、人命救助に全力を尽くす考えを示し、被災地域の住民に最大限の警戒を呼び掛けた。その後も臨時会見を3度行い、最新の被害状況を伝えるなどした。

 そこまで徹底した対応をとる背景には、都議選大敗を受けた首相の「政権を奪還したときの初心に立ち返って全力を傾けていく決意だ」との言葉がある。菅氏は9日の臨時会見で「できることは政府として全てやる。そういう決意だ」と強調した。

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