加計学園問題 急転直下の閉中審議開催 安倍首相意向 ソフト路線で疑念払拭に意欲

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる安倍晋三首相出席の閉会中審査は13日、首相自身が出席の意向を示したことで急転直下、開催されることになった。首相は6月19日の記者会見で「真摯(しんし)に説明責任を果たす」と強調していただけに、疑念払拭に努める必要があると判断した。

 与野党は今後、開催日程を調整するが、衆参両院の予算委員会で同日に開催とする見通しだ。民進党の山井和則国対委員長は13日、記者団に「当然だ。遅すぎたぐらいだ。疑惑解明の予算委にしたい」と述べた。

 10日の加計学園問題の閉会中審査に続き、野党は衆院予算委の集中審議の開催を求めていた。これに対し自民党は国対を中心に拒否の姿勢を貫いてきた。竹下亘国対委員長は10日の審議について記者団に「何も新しいことは出てこなかった」と述べ、予算委は不要と主張し続けてきた。

 13日の自民、民進両党の国対委員長会談でも、いったん開催拒否を伝えた。その直後、竹下氏が首相の意向を確認。対応が一変し、首相官邸と党国対との意思疎通の悪さを露呈した。

 開催には公明党の強い意向も働いたようだ。内閣支持率が急落する中、山口那津男代表は13日の党会合で「政府は説明責任を果たし、信頼を回復しないといけない」とクギを刺した。

 首相も13日、昼食をともにした自民党の二階俊博幹事長らに「これからはソフトに対応したい」と述べ、丁寧な説明を通じて信頼回復に努める決意を示した。

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