北ミサイル シェルターは牛の水桶?田舎には政府が呼びかける頑丈な建物がなかった!

 【北のミサイルにどう備えるか】

 サイレンが鳴り、土管を思わせるコンクリート製の筒に入る農家の女性や、田んぼ脇の用水路に潜り込む男性-。大人の隠れん坊のようでもあるが、人口約8万人の新潟県燕(つばめ)市で行われた政府と県市による弾道ミサイル避難訓練で見た光景だ。北朝鮮のミサイルが着弾したら本当に身を守れるのか疑問だが、田園風景が広がる田舎では、政府が呼びかけている「頑丈な建物」も「地下」もないのだ。燕市の訓練を紹介すると-。

 政府の内閣官房と県、燕市などの避難訓練は、「X国から弾道ミサイルが発射され、わが国に飛来する可能性があると判明した」事態を想定した緊急事態だ。

 「ウゥッー」「ウゥッー」「ウゥッー」-。6月12日(月曜日)午前10時、田園風景の広がる燕市の渡部地区に、低音の不気味なサイレン音が鳴り響いた。続いて、防災無線のスピーカーが、録音された男性の声で、「訓練、ミサイル発射、ミサイル発射…ミサイルが発射されたもようです。頑丈な建物や地下に避難してください」と呼びかけた。

 が、スピーカーの音声は、よく聞こえるようにとの配慮からか、ゆっくりとのんびりモード。戦時中を知る高齢男性からは、「あまりにも緊迫感がなさすぎる」と嘆きの声も上がった。

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