北ミサイル Jアラートが鳴ったらどうする?

 今回のミサイル発射をめぐっては、発射から日本飛来までの時間が短く、実際には避難する余裕がないとする声も各地で上がった。Jアラートに気付いたとき、どうしたらいいのか。

 「Jアラートによる情報発信のタイミングは、現状では目いっぱい」。海外邦人安全協会副会長の小島俊郎氏はこう分析した上で、避難の際には「頭部を守ることが重要」と指摘する。また、行政が実施するミサイル攻撃を想定した訓練の必要性にも言及。「命を守れるかどうかは分刻みで決まる。Jアラートが鳴ったら条件反射的に避難行動を取れるように習慣づけるべきだ。日頃、通勤・通学路など生活範囲の中でどこに頑丈な建物や地下空間があるのかを把握してほしい」と訴える。

 日本大危機管理学部の福田充教授は、訓練の定着が必須とする一方、「訓練はいざというときの生存率を上げ、減災につなげるもの。ミサイル発射が頻発する中、百パーセント助かる方法を考えるなら、訓練以外の方法も考えるべきだ」とする。

 地域によっては、都市部ほど頑強な建物や地下空間がない場所もある。中東や欧州では一般家庭にも核シェルターが普及していることを例に挙げ、「莫大(ばくだい)な費用をかけてシェルターなどのハード面を整備するのか、敵基地攻撃など国防のあり方自体を見直すのか。国民が議論をして、ミサイルからどのように身を守るのか合意形成を図るときではないか」と強調した。

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