拉致被害者の曽我さん「自分だけ帰国、切ない」 10月で帰国15年

 北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(58)が13日、来月で帰国から15年となることを受け、新潟県佐渡市で記者会見し、「私たち5人以来、誰も帰国していないことが切ない。自分だけ帰国して、まだ向こうにいる人たちが多くいるのにという気持ちでいっぱい」と苦しい胸の内を明かした。

 会見は平成19年以来。佐渡市で家族と暮らしながら、介護施設に勤務する曽我さんは「大変複雑な15年だった。支えてくれた人たちにいつも感謝している」と振り返った。仕事で高齢者と接するたびに、昭和53年に一緒に拉致されて以来、一度も会っていない母のミヨシさん(85)=拉致当時(46)=を思い出し、「母もこうなっているのかな」と心配になるといい、「帰ってきたら力強く抱きしめたい」と母への思いを語った。

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