衆院選で地方選にあおり 1週ずらし 同日選に

 衆院選が10日公示、22日投開票の日程で実施されることになり、15日や29日投開票を予定していた地方選を衆院選との同日選に変更する動きが出ている。厳しい財政事情の中、衆院選と同時に地方選を実施すれば経費節減や業務の効率化が期待できるためだが、急な日程変更で職員は対応に追われている。万一のミスを避けるため、変更を見送る自治体もある。

 「こんなに準備期間が短いのは初めて」と嘆くのは29日投開票を予定していた市長・市議のダブル選を22日に前倒しすることが決まった兵庫県西脇市選管の担当者。ポスター掲示場の作製だけでも「業者の確保から発注、納品までに約2週間かかる」という。

 西脇市を含め兵庫県内では5つの自治体で市長、町長、市議選の投開票日が29日から22日に変更された。

 準備に充てられる時間が1週間短くなり、職員数に限りがある小規模自治体を中心に選管担当者の焦りがにじむ。町長選を行う佐用町の職員は「国政選挙に手が取られるのでミスが出ないか心配だ」と訴える。

 投開票日を15日から22日に1週間遅らせた兵庫県たつの市長選でも、思わぬ影響が出ている。文化ホールで開票作業を実施しようとしていたが、すでにイベントの予約が入っていたため使うことができず、市立体育館に変更。市内35カ所の投票所に配置する立会人の確保も課題で、担当者は「100~150人を手配しないといけないが…」と頭を抱える。

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