「都民ファースト」離党の2都議、小池氏に不信感 「希望」立ち上げが決定打に

 東京都議会最大会派「都民ファーストの会」を5日、離党した音喜多駿・上田令子両都議。同日、都庁で行った会見では「離党の決断は(改革できなかった)われわれの力不足。おわび申し上げたい」と深々と頭を下げた。その上で音喜多氏は「希望の党立ち上げが決定打になった」として、国政に打って出た小池百合子知事への不信感を口にした。

 2人は今後、新会派「かがやけTokyo」を設立し、無所属で活動する。小池氏とは是々非々で向き合うとした上で、「都民」との政策協議などには応じる考えを示した。

 所属都議同士で開こうとしていた懇親会を「派閥作り、分派行為」と批判され中止を余儀なくされたことを明らかにした音喜多氏。メディア出演などを含めた自由な情報発信を制限されたことへも疑問を呈した。また、上田氏は、毎月所属都議が党本部に納める党費や政務活動費の使途の詳細が公開されていないことを問題視。「使途がブラックボックス」と指摘した。

 「都民」幹部が2人の離党理由として、「国政進出を狙っていたが希望の党の公認を受けられなかったため」と指摘していることに対して、音喜多氏は「まったくの事実無根」と否定。上田氏も「私たちが(若狭勝前衆院議員が立ち上げた)輝照塾に参加した事実はない」と述べた。その上で2人とも都議として任期を全うするとした。

 党の運営や国政進出など小池氏の姿勢に疑問を投げかけつつも音喜多氏は「政治家として傑出した能力がある」と評価。上田氏も9月に代表に就任した荒木千陽都議のもとで「これから(党が)変わっていくと良いなと思っている」と期待を込めた。

 「都民」の増子博樹幹事長は報道陣の取材に「同じ政策を掲げて戦ってきた仲間から離党者が出たのは残念だ」と述べた上で「(党内で)自由な議論ができないわけではない」と2人に反論した。

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