「雨降って地固まる」? 希望の党登場で、強まる自公の結束

 自民、公明両党が衆院選(10日公示-22日投開票)に向けて、連立政権の結束を一段と強めている。7月の東京都議選でぎくしゃくした自公関係は、「共通の敵」である希望の党代表の小池百合子東京都知事の登場で「雨降って地固まる」の様相になっている。(清宮真一)

 公明党の太田昭宏前代表は7日、東京都豊島区のJR巣鴨駅前でマイクを握り「豊島区では新人同様だ。皆さんにすがるしかない」と危機感をあらわにした。豊島区は小池氏の地盤だが、区割り変更に伴い一部が太田氏の衆院東京12区に加わった。

 東京12区は公明党が都内で唯一候補者を擁立し、自民党が支える選挙協力の象徴区だ。都議選で公明党は自民党とたもとを分かち、小池氏が率いた「都民ファーストの会」と連携、勝利した。一方の自民党は惨敗し、衆院選での自公選挙協力が危ぶまれていたが、希望の党の誕生で懸念は吹き飛んだようだ。

 自民党の二階俊博幹事長は7日のJR長野駅前での街頭演説で、公明党の漆原良夫中央幹事会会長と並び、「自公が手を組めば政治の安定が築ける」と結束をアピールした。

 官邸側も公明党に配慮する。太田氏の東京12区に安倍晋三首相と菅義偉官房長官が応援に入った。菅氏は公明党が候補者を擁立する北海道10区にも足を運び、北朝鮮情勢を踏まえ「安定した強力な政権によって危機を突破しよう」と訴えた。また、衆院選不出馬の意向を示す小池氏に「堂々と出てきて政策論争をやった方がいい」と挑発した。

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