衆院選 「総理を志すならここで出馬」「有利なうちに国会解散」…政治の常識ってなんなの?

 「国民に失望感を与えた原因が、あなた方なんです」。衆院選での野党共闘を目指す市民団体が東京都内で今月開いた集会で、民進、共産両党の立候補予定者を前に参加者の不満が爆発した。瓦解(がかい)した民進にも、共闘を実現できない共産にも失望したという。混乱する選挙情勢を前に政治から離れつつある民心の声を聞いた気がした。

 取り沙汰された小池百合子知事の進退をめぐっても多くの都民が気をもんだことだろう。つい1年半前に起きたばかりの知事の交代劇は記憶に新しい。東京五輪・パラリンピックまで3年を切った今、3代続けて都政を混迷させるようなことはしてほしくないのが“都民の常識”だろう。

 そう思っていたら、先日、ある自民議員の重鎮秘書に情勢を聞くと「小池さんは絶対に出る。今しかチャンスはない」と言い切った。また、民放の情報番組に出演した前知事の舛添要一氏も「出ないと彼女の政治家生命は終わり」と断言。総理大臣を志すのなら、ここで出馬するのが“政治家の常識”であるとの考えだったようだ。

 そもそも政権に有利なタイミングで突然、国会解散を切り出す“与党の常識”はどうなのか。この選挙、国民の常識がどんな答えを出すのか注目したい。(市岡豊大)

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