衆院選 政界地図激変で態勢整わず 国替え陣営ドタバタ

 10日に公示が迫った衆院選。立候補予定者らは最終準備に追われているが、解散後に政界地図が激変し、急遽国替えした陣営などからは準備不足を嘆く声も聞かれる。「間に合わない」「やるしかない」。不安を抱えつつ、各陣営とも支持拡大に奔走している。

 内閣府副大臣を辞任して自民党も離党し、希望の党の結党メンバーに名を連ねた前職の福田峰之氏(53)。もとの地盤である神奈川8区から東京5区に国替えしたが、目黒区に開設した事務所は6日に電話が開通したばかりで、8日もスタッフが慌ただしく机を並べる姿がみられた。

 東京5区は自民前職の若宮健嗣氏(56)、立憲民主党公認で元職の手塚仁雄氏(51)も立候補を予定する激戦区。福田氏は取材に「きつい、きついよね…」と危機感を募らせる。

 日本維新の会を離党し希望入りした前職の小沢鋭仁氏(63)も、かつての地元の山梨1区から東京25区への国替えを伝えられた。

 「本来は縁もゆかりもない土地。小沢の存在を知ってもらうところから始めなければ」と、陣営関係者は不安をのぞかせる。

 東京25区は平成8年以降、自民が連続して議席を獲得してきた。今回も自民前職の井上信治氏(48)、立民新人の山下容子氏(58)、共産党新人の井上宣氏(43)が立候補を予定。小沢氏は「政権交代に向けた大切な選挙だ」と訴えた。

 一方、自民前職の松野博一氏(55)と立民元職の岡島一正氏(59)が立候補を予定する千葉3区には、過去3回の衆院選を東京23区の民主党公認で戦った元職の櫛渕万里氏(49)が、希望の公認を得て移ってきた。

 「事務所もギリギリまで見つけられず、事務所開きのイベントもできないまま公示日に突入する」と陣営関係者。第一声の予定もまだ決まっていないという。

 それでも櫛渕氏は、「落下傘の方がしがらみなく政治改革を進められる」と強気の姿勢を崩さなかった。

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