官房長官「政治的緊張の回避はただちに有効」 慰安婦文書の記憶遺産登録を牽制

 菅義偉官房長官は25日の記者会見で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の執行委員会が「政治的緊張の回避」を求めた「世界の記憶(記憶遺産)」の制度改革決議について、25日からパリで始まった登録審査に適用されるとの認識を示した。「2019年の審査からではなく、ただちに有効なものだ」と述べ、日中韓を含む8カ国の民間団体などが申請した慰安婦問題の関連資料の登録に向けた動きを牽制(けんせい)した。

 菅氏は、申請案件を審査し、登録の可否を事実上決定する国際諮問委員会に関し「決議はユネスコ事務局長や国際諮問委員会の委員らに対して、対話、相互理解、および尊重の原則に従うよう、世界の記憶事業に関連するさらなる政治的緊張を回避するよう求めている」と強調した。2年後に適用される制度改善を先取りするとの理解を明確に示した。

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