「非自民」「反再編」強調…枝野氏が描く左旋回の弧

 党勢低迷が続く野党の中で、枝野幸男代表が率いる立憲民主党が「独り勝ち」を維持している。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、支持率0・7%の民進党や1・8%の希望の党を横目に、15・6%だった。ただ、活路を見いだした要因は皮肉にも、旧民主党が政権獲得に至るまで掲げ続けた「自民党に代わる受け皿」という野党像の放棄だった。(小沢慶太。写真も)

 「私どもは『草の根からの民主主義』、社会を下から支えて押し上げていくことが大切だと訴えている」

 枝野氏は12日、北海道帯広市で十勝地方の市町村長との意見交換会に臨み、こう力を込めた。

 「草の根」「下から」-。昨年10月の結党以来、枝野氏が繰り返し訴えている言葉を、周辺は「『永田町』の対極にあるキーワードだ」と読み解く。

 野党再編から距離を置き「合従連衡」のイメージを忌避しているのも、その姿勢のあらわれだ。

 枝野氏は、民進党が昨年12月に呼びかけた立憲民主、希望3党による統一会派結成構想をかたくなに拒み続けた。来年の参院選や統一地方選での候補者調整に関しても消極的な発言を繰り返している。

 そもそも枝野氏は、旧民主党時代から野党再編に慎重だった。平成15年の旧民主、旧自由両党の「民由合併」には最後まで反発し、28年の旧維新の党との合流も内心は乗り気ではなかった。「反再編」が確信に変わった契機は、初めて党首として臨んだ昨年の衆院選で立憲民主党が野党第一党になったことだった。

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