森友文書 佐川氏証人喚問の焦点 官邸指示→首相否定 佐川氏答弁は矛盾 昭恵夫人忖度は?

 佐川宣寿前国税庁長官に対する27日の証人喚問は財務省が「誰の指示で」「なぜ」決裁文書を改竄(かいざん)したかが焦点となる。野党には、安倍晋三首相や昭恵首相夫人らの関与、首相官邸の指示を引き出し、政権に打撃を与えたい思惑がある。

■官邸の指示?

 「今井さんの存在は極めて大きいと推測している」

 民進党の増子輝彦幹事長は26日の参院予算委員会でこう述べ、首相側近の今井尚哉首相秘書官の証人喚問を求めた。

 野党は改竄の指揮系統を明らかにするため、理財局長として昨年答弁した佐川氏を含め財務省が組織内でどの程度改竄の事実を共有し、官邸に報告していたかなどについて佐川氏をただす見通しだ。

 狙うのは「官邸の指示」だ。財務省はこれまで佐川氏を含む理財局が改竄を主導したと説明している。矢野康治官房長は26日の参院予算委で「官邸も麻生太郎副総理兼財務相も全く指示、関知していなかった」と述べた。首相は「理財局内の決裁文書など私は存在すら知らない」と自身の関与を完全否定している。

 首相や菅義偉官房長官は6日に改竄の可能性があると把握した。理財局が大阪地検に押収されていた原本の写しの提供を受けたのは9日。事実確認後の11日、麻生氏は報告を受けた。

 民主党政権で官房副長官を務めた松井孝治元参院議員は18日のテレビ番組で指示の有無について「するわけない。首相、大臣がそういう指示をしたら全部広がる」と述べている。

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