安倍首相の総裁3選リスクは昭恵氏…自民に幕引きならずと警戒相次ぐ

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関し国会で27日に行われた佐川宣寿前国税庁長官への証人喚問について、自民党の29日の各派会合では、財務省の決裁文書改竄問題の幕引きにはならないと警戒する声が相次いだ。

 安倍晋三首相(党総裁)の出身派閥の細田派(清和政策研究会)では、西田昌司参院議員が「喚問で首相も昭恵首相夫人も関係ないことが分かった」と述べる一方、「首相が党総裁選で3選を目指すにあたり、大きなリスクはこの(昭恵氏の)問題だ」と言及。派幹部に対し、昭恵氏に不用意な言動を慎むよう「諫言」を求めた。

 石原派(近未来政治研究会)会長の石原伸晃元幹事長は「証人喚問では『答弁を差し控える』との言葉ばかり踊り、国民の多くは真相が解明されたと思っていない」と懸念を示し、石破派(水月会)会長の石破茂元幹事長も「多くの国民が『よし、分かった』というには、かなり遠い」と述べた。

 一方、麻生派(志公会)では、顧問の甘利明元経済再生担当相が「偽証すれば罪に問われる中で、佐川氏が『第三者の関与はない』と言い切ったのは非常に重い」と語った。同派会長の麻生太郎副総理兼財務相に対しては「義経(安倍首相)を支える弁慶として力の限り支えていただきたい」と述べた。

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