トランプ米大統領に北の中短距離ミサイル廃棄要求も要請 安倍晋三首相

 安倍晋三首相は9日の参院決算委員会で、来週米国で行われるトランプ大統領との会談の際、北朝鮮に対し日本を射程に入れる中距離や短距離弾道ミサイル廃棄を求めるようトランプ氏に要請する考えを明らかにした。米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)の廃棄だけが米朝で合意される事態について「日本にとって意味がない」とし、「日本を射程に入れるミサイルも廃棄されるべきだと大統領と話したい」と強調した。

 首相は今月17~20日の日程で訪米し、フロリダ州で2日間にわたりトランプ氏との会談を予定している。首相は9日の参院決算委で「南北、米朝首脳会談の前に、今後の方針を直接すり合わせる重要な機会だ」と述べた。また、「北朝鮮が対話に応じるだけで制裁解除や支援などの対価を与えてはならないという基本的な考えを確認したい」と語り、北朝鮮への圧力の継続を働きかける考えを示した。

 首相は北朝鮮による日本人の拉致問題についても言及し、「最重要課題であり、米朝首脳会談で取り上げられるように改めて直接要請する」と述べた。その上で「日米両国はこれからも百パーセントともにあることを内外に明確に示したい」と会談への意欲を語った。

 南北首脳会談は4月27日に行われることが決まっており、米朝首脳会談は5月末までに開催が見込まれている。

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