JR九州社長、全線フル規格での整備を要請 九州新幹線ルートめぐり

九州での試験走行が始まったフリーゲージトレイン=JR九州の熊本総合車両所(熊本市南区)

九州での試験走行が始まったフリーゲージトレイン=JR九州の熊本総合車両所(熊本市南区)

 九州新幹線長崎ルート新鳥栖-武雄温泉の整備手法を巡り、運行主体となるJR九州の青柳俊彦社長は18日の与党検討委員会に出席し「全線フル規格での整備を検討いただきたい」と要請した。検討委の山本幸三委員長(自民党衆院議員)は会合終了後「重い意向だ」と話した。

 JR九州が検討委に示した文書では、フル規格以外の2方式に関し、フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)は「きわめて限定的な効果しか得られず、困難だ」、ミニ新幹線方式は「工事期間中の運行本数が制限され輸送に多大な影響を及ぼす」と、いずれも否定的な見解を示した。 検討委は今後、佐賀、長崎両県からも意見を聞いた上で、2019年度予算の概算要求前の今年夏ごろまでに整備手法の結論を出す方針。

 国土交通省が3月にまとめた試算結果では、全線フル規格で整備した場合の経済性が最も優れていた。検討委は、FGTについては、採算性が悪化するとして導入は「事実上困難」との認識でおおむね一致している。

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