国会空転長引き “ガンプラ”などアベノミクス支える「産業競争力強化法」改正に暗雲

 また、官民ファンドの産業革新機構を「産業革新投資機構」と名称変更した上で、設置期限を36年度から9年間延長する。乱立する官民ファンド統合の受け皿の役割を担わせる規定も設けた。日本の文化を海外に売り込むクールジャパン機構などとの統合が想定される。

 ただ、改正案は4月17日に衆院を通過したものの、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる決裁文書改竄(かいざん)や福田淳一財務事務次官のセクハラ問題などで、野党が審議を拒否し、参院通過に暗雲が垂れ込めている。

 29年度が終わろうとする3月28日、バンダイナムコホールディングス(HD)の子会社で、大人向け高価格プラモデルやフィギュア(人形)の開発・販売に特化したバンダイスピリッツ(東京)の事業が、改正前の滑り込みで新たに認定を受けた。

 バンダイスピリッツのプラモデルは、部品がつながっている「ランナー」と呼ばれる枠が部品ごとに4色に塗り分けられており、購入者は色を塗る必要がない。同社は、この4色ランナーを原料のプラスチックからつくる「4色射出成形機」を世界で唯一、保有している。

 「バンダイの持つ技術は日本の経済成長につながる」

 経産省の担当者は認定理由をこう説明する。

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