首相記者会見詳報(上) 米朝会談「トランプ米大統領をG7として支持し、交渉姿勢を支えると完全に一致」

 安倍晋三首相は9日(日本時間10日)、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)閉幕後、カナダ東部ケベックシティーで記者会見した。12日にシンガポールで行われる米朝首脳会談について「トランプ米大統領をG7として支持し、交渉姿勢を支えると完全に一致した」と述べた。首相の記者会見の詳報は次の通り。

 「本年のG7サミットが閉幕いたしました。まず冒頭、カナダ国民の皆様の心温まる歓待に対して心から感謝申し上げたいと思います。そして議長を務めたトルドー首相のリーダーシップにも敬意を表します」

 「近年、世界経済はますます国境がなくなり、相互依存を深めています。こうした急速な変化に対する不安や不満がときに保護主義への誘惑を生み出し、国と国との間で鋭い利害対立を生じさせる。これはG7の内部においても例外ではありません」

 「本年のサミットでは、貿易をめぐって、激しい意見のやりとりがありました。貿易制限措置の応酬は、どの国の利益ともならない。いかなる措置もWTO(世界貿易機関)のルールに従って行われるべきであります。世界の貿易や投資を拡大するためには、自由で公正なルールを打ち立て、それを進化させていくことが必要です」

 「人の技術やノウハウを盗むような行為が横行すれば、持続的な経済発展など望むべくもありません。こうした大きな価値観と世界が歩むべき方向性を共有しながら、これまで、世界経済の成長を力強く牽引してきた。それが、私たちG7であります。だからこそ安心して、互いに本音をぶつけ合うことができる。G7サミットはこれまでもそういう場でありました」

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