米朝首脳会談 「今回を最後の交渉に」と拉致家族 米朝首脳会談前に強い決意 長期化の中「もう待てない」

 史上初の米朝首脳会談を前日に控えた11日、拉致被害者家族会代表で田口八重子さん(62)=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(80)と横田めぐみさん(53)=同(13)=の母、早紀江さん(82)が東京都内で記者会見し、「全被害者の帰国実現に向けて、今回を最後の交渉にしていただきたい」と思いを語った。

 「米朝首脳会談を期待して待っていた。『拉致被害者を即刻帰せ』と伝え、具体的交渉から始めてほしい」。飯塚さんは会見冒頭、トランプ大統領が金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長に全面解決を迫る展開を希望しつつも「非核化は簡単ではない。拉致問題はある程度切り離し、先行してやっていただければ」と慎重さを求めた。

 一方、早紀江さんは「今、北朝鮮を世界が凝視している。拉致が解決すれば日本だけでなく世界の幸せになると金氏は理解してほしい」と期待する。

 トランプ氏は米朝首脳会談で拉致を提起すると一貫して表明し、安倍晋三首相との連携を再三強調。局面打開に向けた家族の期待は高まっている。ただ、その闘いはすでに限界に達している。

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