「副首都構想」はどこへ? 大阪北部地震当日の国会審議に思う

【政界徒然草】

 最大震度6弱の大阪北部地震が朝に発生した6月18日、参院は午後1時から4時間以上にわたって決算委員会の集中審議を行った。大規模地震発生当日の審議には賛否があったが、開催できたのは東京で被害がなかったためで、首都圏で同規模の地震が起きていた場合は違った判断もあっただろう。実際、平成23年3月11日午後の参院決算委員会は東日本大震災の発生で中断し、そのまま散会した。大規模な地震が起きた当日の国会審議を見ながら、首都・東京のバックアップ都市を建設するかつての副首都構想をふと思い出した。

 今月18日の参院決算委員会は与野党の9人が質問に立った。12日に史上初の米朝首脳会談が行われたこともあって、北朝鮮情勢や日朝首脳会談に関する質問が目立った。一部野党は「モリ・カケ」問題を取り上げ、安倍晋三首相(63)を追及した。

 9人はいずれも冒頭で大阪北部地震の被災者を見舞う言葉を述べた。ただ、地震発生を踏まえ、国家の危機管理体制の現状や見直しを問う声はなかった。

 歴史的には決して違うのだが、大阪でこれまで大きな地震が発生したという印象はあまりなかった。今回の大阪北部地震は、いつ何時、どこに大規模な災害が発生するか、予測は困難だという現実を改めて突きつけたといえる。

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