自民党無派閥に広がる「菅グループ」 安倍首相3選当確目指す官房長官の深謀遠慮

 【政界徒然草】

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官(69)が、自民党内で自らと同様に特定の派閥に所属しない無派閥議員を糾合しつつある。「菅グループ」は構成員が異なる複数の集団があり、党内に73人いる派閥議員のうち計30人を超えている。多くは9月の自民党総裁選で連続3選を目指す安倍晋三首相(63)にとって強力な援軍となるが、党内には将来の「菅派」との警戒感も広がっている。

 X議員「派閥を作りましょう」

 菅氏「今は作らない」

 複数の「X議員」がこのように菅氏に打診しては、派閥結成を断られているという。菅氏を慕う議員やグループは別々に行動し、菅氏を中心に緩やかな連合体を形成している。最も表だって活動しているといえるのが若手衆院議員十数人で作る「ガネーシャの会」だ。

 会長は坂井学総務副大臣(52)が務める。派閥横断的に菅氏に近い議員が集まった「偉駄天(いだてん)の会」という集まりもあり、そのうち無派閥で衆院当選4回以下に絞って「純化」したのが「ガネーシャの会」だ。

 謎のネーミングの語源だが、「偉駄天」はインド古代の宗教であるバラモン教の守護神「韋駄天」の「韋」を、菅氏の名前「義偉」の「偉」に置き換えた。「ガネーシャ」は「韋駄天」の兄弟とされる「歓喜天」の別名だ。政権の守護神としての菅氏のイメージを表現している。

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