自民党総裁選 麻生太郎氏、「大宏池会」へ意欲 総裁戦後、岸田派に触手も 「党内で政策競争を」と2大派閥化狙う

 麻生太郎副総理兼財務相率いる自民党麻生派(志公会、59人)は26日、横浜市で党内7派の先陣を切って夏季研修会を開いた。9月の総裁選で安倍晋三首相(党総裁)3選を支持している麻生氏が狙うのは、岸田派(宏池会、48人)を含む「大宏池会」の実現だ。同派会長の岸田文雄政調会長の総裁選不出馬を受け、麻生氏が選挙後に触手を伸ばすとの見方も消えない。

 「世界中で政権の不安定が続くが、日本は第2次安倍政権発足以来、5年半にわたり安定した政権が続いている。特筆すべきものだ」

 麻生氏は研修会でこう述べ、安倍政権継続の重要性を切々と説いた。複数の派閥が西日本豪雨を考慮して研修会を延期した中、麻生派は総裁選向けの政策を議論する場だとして予定通り開催した。「『日本の底力』の解放」と題した政策提言案をまとめ、今後、総裁候補に届ける。

 首相を支える麻生氏だが、持論は自民党内で2大派閥が切磋琢磨(せっさたくま)し「疑似政権交代」を続けること。研修会でも、野党が乱立している現状を挙げ「自民党内で政策競争が起こるような形にせないかん。それがわれわれに与えられた大きな責任だ」と訴えた。

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