深まらなかった憲法改正議論 立憲民主党などは「政局」理由に土俵にすら上がらず

 【野党ウオッチ】

 7月22日に閉会した先の通常国会では、憲法改正に向けた議論が一向に深まらなかった。衆参憲法審査会での実質的な審議は参院での1回だけで、衆院ではついに一度も行われなかった。森友・加計学園問題など国会情勢のあおりを受けた面が大きいが、政局に左右されず憲法のあり方について議論を積み重ねるのが立法府の責務のはずだが、そんな通常国会での憲法論議を振り返る。

 自民党は3月の党大会に合わせ、自衛隊の明記など改憲4項目の「条文イメージ・たたき台素案」をまとめた。これを受けて衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を務める自民党の中谷元・元防衛相(60)は、野党筆頭幹事の立憲民主党の山花郁夫衆院議員(51)に対し、審査会開催の前提となる幹事懇談会の開催を呼びかけてきた。

 しかし、野党側は学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる問題など課題が山積していることなどを理由に開催に応じてこなかった。与野党筆頭幹事が先の通常国会初となる幹事懇談会を4月19日に開催することで合意したのは4月17日だった。実に国会開会から約3カ月間も幹事懇談会すら開けない状態が続いていたのだ。

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