翁長氏死去で自民、「弔い合戦」を警戒 沖縄知事選は9月に前倒し

 沖縄県の翁長雄志知事が8日午後、膵(すい)がんのため入院先の病院で死去した。67歳だった。翁長氏は7日から意識混濁の状態に陥り、謝花(じゃはな)喜一郎副知事が8日から職務を代理していた。知事選は翁長氏の任期満了(12月9日)に伴い11月1日告示、同18日投開票の日程が決まっていたが前倒しされ、9月中には行われる見通し。

 翁長氏は那覇市生まれ。那覇市議や県議、那覇市長を歴任し、自民党県連幹事長も務めた。2014年11月、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対し、共産党や社民党、労組などでつくる「オール沖縄」に担がれて初当選した。政府に対決姿勢を取り続け、移設反対運動の象徴的存在だった。

 知事選をめぐっては、自民党県連は宜野湾市の佐喜真淳市長の擁立を決めている。

 「オール沖縄」は翁長氏擁立を目指してきたが、ゼロから候補の選考を余儀なくされそうだ。翁長氏の「弔い合戦」として結束を取り戻す可能性もあり、自民党は警戒している。

 知事選の激化を予感させるのか、ネット上では、翁長氏の死を悼んでしのぶ声がある一方、故人を政争の具にするような言動もみられる。

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