石破茂氏 総裁選出馬表明 会見(4)「『責任は自分にはない』は私のやり方ではない」

 「復興庁につきましては、これができたときに、私どもは野党の自由民主党政調会においてそういうものが必要だということを申し上げました。当時の菅(直人)政権はそんなものはいらないとおっしゃいましたが、私は避難所を回ったとき、『石破さんね、農林水産省に行ったら経済産業省に行けっていわれたよ。経済産業省に行ったらば、厚生労働省に行けっていわれたよ。いったいこれはなんなんだ』と厳しいご指摘をいただきました」

 「阪神淡路も大変な災害でした。しかし、東日本大震災の大津波、原発事故、あれだけ広範な地域、中山間地を含む財政が厳しい自治体を多く含む、そしてすべてのものを消し去ってしまう。津波の被害があり、人類まれな経験である原子力災害を伴っていました。まったく違う復興庁が要るとわれわれの主張をいたしました。時限官庁であります。その役割が果たせたかという検証をきちんと行わないままに期限が切れたからなくしましょうという考え方に私はくみするものではありません。行政組織の改編というのは、国民にとって使い勝手のいいものであるかどうかにかかっていると思っております」

 「私が数年前より、この災害大国日本において、防災省、もしくは防災庁が必要であると申し上げて参りました。そういう思いに基づくものであります。これだけ災害が多発するわが国にあって、南海トラフ、あるいは首都直下地震が想定される中にあって、いくつも大臣を兼務する小此木(八郎防災担当)大臣は全身全霊ですばらしい仕事をしていただいていますが、国家公安委員長と兼務であります。もしオウムのような重大事件が起こったとき、そのふたつに対応できるかというと、困難だと思っております」

 「そして、各省庁から2年程度、(職員が)行っては帰り、行っては帰り。災害対応に必要なのは知識の蓄積であり、経験の蓄積であり、その共有であると思っております。復興庁のあり方を考えますときに、行政のあり方、この未曾有の大災害であった東日本大地震、大津波、原発事故にどのようにして教訓として生かしていくかというときに、復興庁のあり方と新しい防災態勢のあり方を合わせて考えるべきものだと私は承知をしております」=(5)に続く

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