善戦?善戦じゃない? 石破茂氏の党員票…予想外の「取りこぼし」も

【政界徒然草】

 20日投開票の自民党総裁選は、安倍晋三首相(64)が国会議員票(405票)と党員・党友票(同)の計810票のうち553票を獲得し、連続3選を決めた。一方の石破茂元幹事長(61)も予想を上回る254票(うち党員票は181票)を獲得し、石破派(水月会)には「善戦した」との評価が広がる。しかし、評価の源となった党員票の出方を分析すると、力を入れた地域での取りこぼしも目立つ。果たして今回の結果は「善戦」か-。

10県で勝利も…

 「(首相の)『1強』といわれるが、決してそうでないことを示すことができた」

 石破氏は20日の総裁選直後、党本部で記者団に囲まれ、派内の予想を上回る結果に笑顔でこう強調した。

 石破氏は平成24年の総裁選で敗れて以降「時間があれば町長選でも応援演説に行く」というほどこまめに全国を回り、地方重視の姿勢を貫いてきた。さらに今回の総裁選では、47都道府県向けに個別のメッセージ動画を作成し、インターネット上で配信。各地を訪れた際のエピソードや地域の懸案が細かく入っており、首相陣営についたある若手議員は「動画の内容を見ると、地域の特色や課題をよく勉強していたことがわかる」と舌を巻く。

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