不祥事続きの文科省、新しい柴山文科相に「官邸とのパイプ」期待も

 事務方トップの事務次官が2代続けて不祥事で引責辞任するなど、異例の事態に揺れる文部科学省。早急な信頼回復が求められる中での大臣交代に、省内からは「より厳しい綱紀粛正が図られるのではないか」などの声が漏れた。

 「新大臣は首相の側近なので、これまで以上に官邸とのパイプは太くなるだろう。一層の規律の引き締めなど厳しい指導があると思うが、信頼回復を図るうえで適任なのではないか」

 文科省幹部のひとりはこう話し、総裁特別補佐だった柴山昌彦氏の大臣就任に期待感を示す。

 文科省では平成29年、組織的な天下り斡旋問題で当時の前川喜平次官が辞任し、40人以上が処分された。今夏には私大支援事業などをめぐる汚職事件で幹部2人が逮捕・起訴された上、同事件に絡む内部調査で9月21日に戸谷一夫次官ら4人が処分され、同次官ら2人が辞任したばかりだ。

 それだけに、信頼回復への道筋をいかにつけるかが新文科相の課題となる。

 文科省の別の幹部は「首相に近い方なので、何らかの指示を受けていると思う」としつつ、「組織の解体といってもいいような、大きな改革があるかもしれない」と話した。

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