自民、文科省汚職解明へ 30日に同省から事情聴取

 自民党は25日、文部科学省幹部が絡む贈収賄事件に関して、文科部会(赤池誠章部会長)を30日に開き、同省から事情を聴くことを決めた。全容解明に乗り出すことで、党主導で行政の信頼回復に務める姿勢を示す狙いがある。

 同事件では、文科省の局長級幹部2人が東京地検特捜部に逮捕、起訴された。前科学技術・学術政策局長の佐野太被告は、東京医科大に便宜を図る依頼を受けた見返りに息子を不正合格させてもらったとして7月に受託収賄罪で起訴された。前国際統括官の川端和明被告は、医療コンサルタント会社に便宜を図るなどした見返りに同社側から飲食接待など計約150万円相当の賄賂を受けたとして8月に収賄罪で起訴された。

 一方、贈賄罪で起訴された医療コンサルタント会社元役員の谷口浩司被告は、便宜供与を期待して官僚らを接待漬けにする「霞が関ブローカー」とも称される。9月には文科省の戸谷一夫事務次官と高橋道和初等中等教育局長=いずれも当時=が谷口被告側から接待を受けていたとして引責辞任した。

 谷口被告には、国民民主党の参院議員が「政策顧問」の肩書を与え、立憲民主党の衆院議員と交際があったことも判明している。解明が進めば霞が関だけでなく政界に問題が波及する可能性もある。

 自民党幹部は「返り血を浴びるかもしれないが、徹底的に追及し、ウミを出し切りたい」と話している。

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