「改憲」軸に似通う立憲民主党と公明党

 【政界徒然草】

 憲法改正問題を軸に、野党第一党の立憲民主党と、自民党と連立を組む公明党との距離が近づいている。安倍晋三首相(64)は24日の所信表明演説で、憲法改正に向けた議論を加速させる意向を示したが、前のめりになればなるほど、改憲に消極的な公明党と立憲民主党の垣根は低くなっていくのだ。両党の奇妙なシンクロが、思わぬ副産物を生む可能性はあるのか。

議論進展に慎重な公明党

 「政党が具体的な改憲案を示すことで、国民の皆さまの理解を深める努力を重ねていく。与党、野党といった政治的立場を超え、できるだけ幅広い合意が得られると確信している」

 首相は24日の演説で、今国会中での自民党改憲案の提示に強い意欲を示した。首相は「(憲法の)あるべき姿を最終的に決めるのは国民だ。制定から70年以上を経た今、私たち国会議員の責任を共に果たしていこう」とも呼びかけた。

 一歩踏み込んだ意欲をみせた首相について、立憲民主党の枝野幸男代表(54)は同日、記者団に「首相は憲法の改定について権限を持っていない。意味のない妄言だ」と切り捨てた。

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